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「…奏くん」

風呂からあがった依奈はリビングのソファーでぼうっとしている奏を呼んだ。

「あ、依奈だあ」
「え?ちょ、」

明らかにいつもと違う。
いや、さっきも雰囲気が違ったが今はもっと違う。

「きゃあっ!」
目がとろんとしていて、顔が赤い。

(奏くんなんか可愛い…じゃなくて!)

どんっ!
ソファーに押し倒された。
上に奏がまたがる。

「やっ、///そ、奏くん!?」
「いい眺め。」

はだけたパジャマ。
奏は依奈のお腹を厭らしい手付きで撫でる。

「あっ、」
そのまま太股に手をすべらせた。
「や、だ!」
「…やべ、とまんねえ。」

依奈は思った。
このままじゃやばい。

依奈は奏の腕を掴むとそのまま体を捻り体を反転させる。

「わ、」

今度は奏が依奈の下になり、体制が逆転した。

テーブルの上に置いてある空のお酒の缶をみてすべてを理解する。

「…お酒、飲んだでしょ?」