「…」
そんな二人をみて大地は溜め息をつく。
「お似合いなんだから、邪魔しちゃだめよ。」
「ハイハイ」
恵美の言葉に頷く。
奏の腰に手を回す依奈は綺麗だった。
羨ましい、依奈が欲しい。
「……」
大地は静かに携帯をとりだし、器用にメールをうつ。
恵美はそんな彼を不思議に思ったが何も言わなかった。
キキィー!
急に数台のバイクが依奈達を遮るように止まった。
「…お前らだろ、俺のダチ殴ったの」
「は?」
ぎゅ、
依奈は奏の腰に抱きつく。
「殴ってないけど」
奏はどけよ、と言うが目の前の少年達はどかない。
「…」
大地は無言でこの状況を眺めていた。
とりあえず四人は自転車から降りる。
刹那、急に殴りかかってきた。
「っ!」
突然の事に避けきれず、奏の頬に拳があたる。
「…何すんだよ」
「ダチの変わりに仕返しだ」
「意味わかんねえ」
