「モカってさ~

なんか微妙だよな」



「!??」



ある日の放課後、クラスに残っていた男子が噂話をしているのを私

加藤モカは聞いてしまった。





び…微…微妙!??





「話しかづらいよな~暗いっていうか」


「あー
顔はまぁまぁだけど 付き合うとしたらないよな」




く…暗い…


が…がーん



よろよろとその場にへたり込む。



確かにそんな明るくないけどっ男の子と話せないけどっ


てか、なんであんたらに言われなきゃいけないわけっ



私は、スクバをにぎりしめ駆け出した。


「くっ」



くっそー!!
くっそー!!


気がつくと涙が
頬をつたっていた。


「今に見てろー!!馬鹿野郎ーッ」



絶対!絶対!!

見返してやるー!