「すっっっっっっごぉおおおおおおおおい!!!」

「っ!?」
「ダレン君あんなに力あったのね!!」
「え?」
「腕折るなんてーー!!」
「男前やん」
「お前が評価すな」
「ねぇダレン君!!」
「っ?」

「その・・・ね?」
「・・・レア」

「旅しない?」

「・・・」
「前にも言ったけど・・・でも・・・」
「・・・」
「ダレン君が守るだけじゃないの」
「・・・?」
「この街は・・・汚い大人だけじゃないはずよ・・・?」
「・・・けど・・・」
「お前のような純粋な奴は、大人になっても純粋のままの奴がいる」
「え・・・?」
「全て汚いなら、社会はとっくの昔に崩れてるさ」
「・・・」
「そうよ、ダレン君。少しは信じてみて・・・?」
「・・・」

 キュ

「・・・分かりました」
「・・・」

「・・・僕で良ければ・・・お供させて下さい」

「!」
「お願いします」
「ダレンくぅん★★」

 ギュウ~

「っ!」
「やっぱり貴方は純粋よ!!」
「レ、レアさん・・・苦し・・・」
「あっ!ごめんね!」

 スッ

「それじゃあ改めて」
「・・・うん」
「宜しくねダレン君♪」
「宜しくお願いします」