クダライ軍・本部

「隊員・レア！！」
「はい！」
　クダライ軍、隊員レア。NO.６
　槍使い・ランクB

「NO.6には重大な任務を授ける」
「構いません」
「ある人物の護衛と探索だ」
「探索・・・ですか？」
「その者は現在行方不明のスイ。彼を見つけ出し、無事家に届ける事」
「了解しました」
「かなり長く、困難な旅になるだろう」
「それを務めることこそ、軍人の使命です」
「・・・流石・・・」
「それでは、行って参ります」
「栄光をたたえる」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　ラガムガルク街

「・・・とは言ったものの・・・」

「手がかりも無しにこんな広い世界・・・」
「レアさん？」
「あ、どうも」
「いつもご苦労様。今日はどんな依頼なの？」
　ライムガルク街に住む住人。軍人はよく見回りをしているので顔見知り。
「今日は人探しでして・・・。この子を知っていますか？」
「あ～・・・ちょっと・・・」
「そうですか・・・急にお尋ねしてすみません」
「あ、でも」
「はい？」
「コス・・・って人なら知ってるかも」
「コス・・・？」
「えぇ。この街の学園付近の下街に住んでるわ」
「分かりました。ご貴重な意見有り難うございます」
「頑張ってね」
「失礼します」

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