「りえちゃんはどうしたの?」
りえちゃんは、安藤の3人目の彼女。
付き合って半年になる。
つい3日前も、たしかデートだったはず。
「カレーを作ってくれた」
「?…はぁ」
「りえのカレーは、辛いビーフカレーだった」
「………」
「俺は、ビーフカレーは美味いと思う。
でも、好きなのは少しだけポークの入ったグリーンカレーだ。
それに、辛いカレーは、カレーの味が辛さに隠れてしまって好きじゃない」
「普通、いきなりグリーンカレーを作る人間はいないよ。
しかも、男の人に甘口も出さない」
「でも、おまえは甘いグリーンカレーを作るだろ。
ラッシーの代わりに、飲むヨーグルトまで付けてくれる」
「まぁね」
「気付いたんだ。おまえに。
そしたら、おまえの行動は全部俺を好きだからってわかった。
よく考えたら、俺はずっとそれを知ってた。
なんか、長い間、当たり前みたいに愛されてた」
りえちゃんは、安藤の3人目の彼女。
付き合って半年になる。
つい3日前も、たしかデートだったはず。
「カレーを作ってくれた」
「?…はぁ」
「りえのカレーは、辛いビーフカレーだった」
「………」
「俺は、ビーフカレーは美味いと思う。
でも、好きなのは少しだけポークの入ったグリーンカレーだ。
それに、辛いカレーは、カレーの味が辛さに隠れてしまって好きじゃない」
「普通、いきなりグリーンカレーを作る人間はいないよ。
しかも、男の人に甘口も出さない」
「でも、おまえは甘いグリーンカレーを作るだろ。
ラッシーの代わりに、飲むヨーグルトまで付けてくれる」
「まぁね」
「気付いたんだ。おまえに。
そしたら、おまえの行動は全部俺を好きだからってわかった。
よく考えたら、俺はずっとそれを知ってた。
なんか、長い間、当たり前みたいに愛されてた」

