「とうとう、由愛にも春が来たね…」


マンガに出てくるようなセリフを言う、麻美を見て




案の定…


爆笑。




「なーにいってんの!麻美…ばかだ~」


「だって、由愛はそのイケメンと恋愛するんだよ。
由愛はイケメンに恋をする」


「なんで、決めつけんのさ」


「決めつけてないよ~。ただ、イケメンに出会ったらその人に恋をするって、むかーし江戸時代とか、まあ、人間がいた時代から決まってんの!」


まーた、適当なことを。



「ばーか。しないよ、恋なんて」



「するよ。由愛は絶対する。500円賭ける」


「安っっ」


「人間は、恋するために生まれてくるんだよ」



くっさいセリフを吐いて、麻美は

まーくんのとこに

行ってしまった。