「さよなら、またあした!」
大学を終えたかすみは、友達と別れ自宅へと向かった。
秋が近づくこの季節、日が暮れるのも早い。
ひと気のない道での事であった。
「キャ〜」
かすみは、悲鳴を上げた。
そこには、うすら笑いを浮かべる男がいた。
変質者である。
『誰か 助けて』
恐ろしさのあまり声もでない。
「あらよっと バシ!」
突然若者が現れ、変質者に蹴りを入れた。