「えー、
なんか無駄な事とか
言ったんじゃ
ないのぉ?」
『無駄な事~?』
「本人に向かって
“王子様”とか!」
『そんな事言ってたら、
アタシ変人じゃん!』
「あはは!」
自分で変な事言って
電話の向こうで
笑い声を上げる由榎莉。
その高い声に
つい口を尖らせて
しまう自分。
誰が見てるわけでも
ないのに…
ってか由榎莉、
笑い過ぎだし!
『笑い過ぎ!』
「あはは、
ごめん、ゴメン。」
謝りつつも
やっぱりまだ笑ってて。
全く…。
相変わらず、
失礼だな!
「でもさ~、」
大人しく
由榎莉の笑いが
収まるのを待ってたら
や~っと終わったらしく
由榎莉の方から
口を開いてきた。
「もぉ来ないのかな?」
『…さぁ?』

