「コレから、
分かんないもんね。」
うん、と１人で
納得した様子の
由榎莉。
反抗するのは…
疲れたから止めた。
まだ出逢って
１週間くらいしか
経ってない
そんな人を、
そぉゆぅ目で見る事
アタシは出来ないから。
まぁ由榎莉の話も
冗談だってのは
分かりきってるけど、
「それにしたって、
王子様って例え
面白いよね～。」
『そぅ？』
「羚華らしいよ。」
『だって本当、
そんな感じなんだよ？
白馬とか、
めっちゃ似合いそぉ
なんだもん。』
「ソレ、どんな
感じだよ。」
ケラケラと笑みを
零す由榎莉につられて
アタシも笑った。
彼のイメージを
言葉にするのは
中々難しいらしい。
由榎莉にさえ
伝わったか微妙だ。
