MeLdy~メロディー~


『そぉだけど…、』

「話てみれば、
 少なくとも
 変な警戒はしなくて
 済むんじゃない?」

『まぁ…うん、』

「ただ見られてる
 だけー、って
 やりにくい
 んでしょ?」

『そりゃもぉ
 スッゴく
 やりにくいさ、』

確かにね、
由榎莉の言う事は
正しいのかも
しれないけど。

たまたま1週間、
暇だったから来てる
だけかもしれないし、

それとも
家が近いのカモ。

あ、でもお礼くらい
言っといた方が
良いのかな?

せっかく、
アタシなんかの歌を
わざわざ聴いて
くれてるんだし。

それが例え、
暇だったから
だとしても。

『んーじゃぁ
 機会があれば。』

「だねー…って
 ヤッバ!
 バイトの時間だから
 切るね!ごめん!」

『あ、うん。
 長々ありがとー。』

「はいよー、
 また連絡して!」

切った電話を
ベッドに放り投げて…

さて、アタシも
支度でもするか、