MeLdy~メロディー~



「いえ…、」

『お詫びに、
 何か弾きます。
 リクエストは
 ありませんか?』

アタシには
これくらいしか
出来ないから

そぅ問えば再び
困ったよぅに
笑った気がした。

唐突過ぎたカナ…?

それでも返事を
待ってたら、

一刻後
彼はしっかりアタシの
問いに応えてくれた。

「なら、先程の曲。
 もぅ1度聞かせて
 頂けませんか?」

『同じ曲で
 良いんですか?』

「はい、是非。」

『わかりました。』

内心、知らない曲を
言われたらどぅしよぅと
焦ってたアタシは

ホッと胸を撫で下ろし
ギターを構え直した。

たった1人でも
聞き手がいるのって
こんなに緊張する
ものだっけ?

変な緊張感を
感じながらも

平静を装って
紡いだギターの音色は、

静かな公園の
夜の暗闇に
よく溶けていった。