由榎莉と別れて、
電車に乗った。
車内全体に効いた
冷房が少し肌寒くて
折っていたブラウスの
袖を直したのが
ついさっき。
運良く座れた事で、
今にも睡魔に
襲われそぉな
アタシがいる。
イヤホンから流れる
アタシの大好きな曲が
子守唄に聞こえて…
アタシは静かに
目を閉じた。
〈双葉駅ー、双葉駅ー、
お降りの方―〉
アナウンスの声に
飛び起きて、
一気に思考は
引き戻された。
慌ててホームに
降りれば、
後ろで扉の閉まる
音が聞こえる。
寝過ごさなかった
事に安堵しながら
歩き出した。
『―暑い…』
冷房の効いた車内とは
正反対に暑い道路。
って言っても
車はほとんど
通らないけど。
額に浮かぶ汗が
温度の高さを
表しているよぅに
感じる。

