私は中学1年生。

名前は中川優。

私は初めてステキな恋をした。

私の学校での楽しみは席替えだった。

単純に言えば友達と喋りたいだけ。

でもある時一人の男子が喋りかけてきた。

「中川」

私の名前を呼んできたのは席が隣の相沢だった。

「何?」

「今彼氏いんの?」

こいついきなり何聞いてんのかわかってんのか?って私は思った。

「相沢には教えないよ(笑)」

「ケチ」……

「じゃあ好きな人いる?」
「いないよ」

「そうなんや」

その時、先生が来て「早く席に座りなさい」って言われたから慌てて席に座った。

私は何で相沢と同じ班でしかも席が隣なの?って口にだして言いたくなってきた。

「もうすぐ数学の先生が上がってくるから静かに授業を受けるのよ」

みんなは「はいっ」て答えた。