[短]苺キャンディ

「あ、そういえば目閉じたままでいいから
質問に答えて?」

そうやって、拓斗は袋の中身をまだ
教えずに私を少しずつ焦らしてくる。

「質問って・・・何?早く教えてよー?」

「・・・・・・・」

なかなか拓斗は、話そうとしない。
2人だけのリビングに沈黙が続く。

私もなかなか喋らない拓斗に、少々苛付いてきた。

「ねぇ、はやく質問があるんだったら言ってよ!?」

「あぁ・・・わかった」

拓斗は少し緊張した口調で私の耳元でこう告げてきた。

「・・・・・・!!!」

「ねぇ、瑠愛はどうなの?」