[短]苺キャンディ

そんな余裕かましてたけど、
拓斗もそんな想いしてたとは知らなかったよ・・・



―バタンッ!

「あぁ、疲れたなー」

拓斗は、リビングで思いっきり制服を脱ぎ散らかして
ソファーに寝転ぶ。

私は、その拓斗の姿を見て少しだけ
胸が高まるのを感じた。

何故だろうか・・・?
気のせいなのかな・・・?

高まる心臓の音が聞こえぬように
そうだね、と適当にあいづちを打って冷蔵庫に
お茶を取りに直行した。