――…1年後。




ピンポーン…


「月夜~ちょっと出て頂戴~」


仕方がなく玄関のドアを開ける。



























「……恋…?」

「僕の楽譜…返してくれる?」



「な…なん…で…?」

「月夜がこんなに僕の事思ってくれてたんだね」


「…え?」

「神が生まれ変わる事を許してくれたんだ。
しかも、生きてた頃の僕そっくりにね」






……恋…。















「愛してる」



…恋の身体は大きくて温かくて幸せで…。
30年振りに感じた恋の温もり…。













































「恋…聞かせて…」




貴方の奏でる真夜中の恋愛組曲を…