その秘書(?)さんは社長室の隣の秘書室の扉を開けた


「どうぞ?立ち話も何ですからね?」


にっこりと微笑まれてあたしはおずおずと中に入った

秘書室の中はみんな出払っているのか、誰もいなくて男の人と2人っきりって言う状況に緊張が走った


「さぁ、そちらに座って下さい、コーヒーで良いですか?」

「ふ、は、え、あ、ははいぃ…」


ばか!なにどもってるの!

あたしは自分の自意識過剰に喝をいれつつコーヒーを待った


「あの……」

「はぃ?あっミルク入れます?それとも砂糖?あっ両方ですか?」