爆発しそうな心臓

彼が触れている頬は沸点を越えている熱さ

彼の眼差しに私は瞬きもせずに魅入られた


「俺たち付き合ってるでしょ?」


彼は微笑んで両頬を挟んで「ほかには?」と顔を近づけてくる


は?

えっ???!!

つき、付き合ってる?
それってカレカノ!?


いつ?いつ?いつから?
と言うかないないないよ


「う、」

「う?」

「嘘でしょ?」

「俺はこんな嘘嫌いだな」

「いつから?」

「覚えてないの?ショックだなぁ~」



彼は頬を解放してくれると私に背を向けた