「やっぱりなんかあったんでしょ?あたしにも話せないの?」
「う゛っ・・・」
美咲ちゃんと会社に戻ってもメモの筆談で佐竹さんの話になった
あたしは美咲ちゃんには話すつもりだったんだけど、いざ話すとなるとやっぱり躊躇っちゃうわけで
「あの・・・飲み会の時・・・」
メモに書いていると
「葉山くん」
「は、はいっ?」
いきなり課長に声をかけられて、就業時間に私的なことをしたのがバレたのかとビクっとしてしまった
「な、なんでしょう?」
課長の席に行くのにも勇気がいった
「・・・・」
「あの・・・課長?」
課長はあたしを見上げながらじっと見てくる

