「野間・・・混んでるから他の・・・」


佐竹さんが野間さんのスーツをつかんで出ようとした

私はそれを見て少しホッとしたの




「えぇ?混んでないじゃないか?美咲ちゃんここ一緒にいいでしょ?」

「えっ?ぁ・・・はい」


美咲ちゃんが席を詰めるとその隣に野間さんが滑り込んだ


「葉山さんもいいでしょ?」

「あ・・・はい」

「ほら、佐竹も早く座れよ」

「あぁ・・・」


野間さんにため息をついてから少し離れて佐竹さんは私の隣に座ってきた

変な空気が流れていても野間さんはそれに気づいてるのか、気づいていないのかこの前の飲み会の話を美咲ちゃんとしている