彼の声がドア越しにして慌てて寝室から出た


「わざわざ着替えなくてもいいのに」

「あ・・・でも、」

「玲もこっちに来て、一緒にドラマでも見よ?」


彼はにこりと微笑んで、私の手を引っ張ってソファーに座った


待って!

「あ・・・の、あなたは?誰ですか?なんで私の名前を?
 私たちは知り合いなのですか?」


一気に言うと息が乱れた

彼は私を見ると頬を緩ませた


「知ってるでしょ?俺は千颯、玲の名前は玲が俺に名乗ったから
 で、俺たちは知り合いって、言うか」


彼は私の頬に手を添えてきた