「だから、時間」
呆れ顔で振り向かれて私はバンっと寝室のドアを閉めた
わ、私千颯くんのことばっか考えてる?
うぅん、振り回されてるだけっ
うん!
頬を軽く叩いて気持ちを切り替えた
軽くお化粧をして、しばらくつかっていないアイシャドーが目に入った
『玲の可愛さが引き出ないから、シャドーぐらいして?』
頭の中で昨日の千颯くんの言葉が響く
私の可愛さ・・・
って、ほら!だめ!
私!
私はアイシャドーを引き出しの中にしまって着替えた
ワイシャツに袖を通しても、引き出しの中のアイシャドーが気になってしようがない

