「玲はなにかいるものある?」
「な、ないかな?」
急に声をかけられてうわずった声
「どうしたの?なんか顔赤くない?」
そう言って顔を近づけてくる千颯くん
「な、なんでもないよっ!」
私はパッと千颯くんから顔をそらした
まさか手を繋いでいることに赤面してますって言えないよ・・・
「ふぅん・・・」
私から顔を離すと不機嫌な声
えっ?
怒っちゃった?
「ちは」
「じゃ出ようか」
あれ?
不機嫌じゃない?
千颯くんはレジにカゴをだして、ジーンズのポケットから財布をだした
「わ、私払うよ」
「いいって部屋代は玲が出してるんだからさ」

