早くっていってもそれから1時間後になってしまった
時計を見れば9:30、いつもならとっくにお風呂に入ってる時間だった
「課長、お先に失礼します」
「あぁ、気をつけて帰るんだよ」
パソコンから顔を動かさずに手だけ振られた
あぁ・・・課長も処理が終わんないんだな
更衣室で着替えて会社のロビーに降りると
~♪
「はい?」
『連絡してって言ったよね?』
「えっ?」
『俺に連絡した?終わったよって』
「し、してない・・・」
俯きながら会社を出た
『「なんで?迎えに行くって言ったろ?」』
「えっ?」
携帯の声と生の声が重なって聞こえてパッと顔を上げると千颯くんと目が合った

