千颯くんが昇ってくるのだと思ったら、足が勝手に走っていた
「っ・・・」
ドアを閉めた途端に足から崩れた
「ぅくっ・・・」
ポロポロと涙が零れた
「ひぃっ、っ・・・」
あたしは千颯くんのなんなのかな?
彼女?
遊び相手?
わからないよ・・・
それとも、あの彼女の“身代わり”?
あたしはやっぱり身代わりにしかなれないんだ・・・
あたしは“葉山玲”っていう人間にはなれないのかな・・・
「玲っ!!」
ガンガンとドアを叩かれると背中に振動が伝わった
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…