私は千颯くんの視線を感じながらココアを飲んだ 飲みづらい 「ち、千颯くん」 「ん?」 「お家に帰らなくてい、いいの?」 「泊まるよ?イイデショ?」 「・・・えっ?」 私の思考は停止した 泊まるよ?イイデショ? 何度も千颯くんの言葉が木霊する 「と、泊まるって・・・」 「俺たち、付き合ってるんだし?」 だからいつから? 「だ、ダメだよ、か、帰らなきゃ・・・親御さんが・・・」