次に目が覚めたのは、ごま油のイイ香りが寝室に漂ってきた時だった 「んん・・・ぁ、あぁぁ・・・」 寝過ぎちゃった、いくら明日もお休みだっていっても、寝すぎだね 上半身をベッドに起こしてぐぐぅ~と伸びをした 「ふ、ぁふ・・・」 コンコンッ 「れーい?」 あっそうか、料理してるの千颯くんか・・・ 「は、はぁ~い」 「起きた?着替えてる?」 「い、今着替える!」 「わかった、お昼出来てるから早くこっちに来て」