ふぅ~と息が耳をくすぐる 「やぁっ!」 あたしの反応を楽しむように、クスクスッと笑い出す千颯くん 「飽きない、ね」 「はぇ?」 柔らかい感触が頬を撫でる 妖しい瞳の千颯くんはにっこりと頬を緩ませて、ゴロンとあたしの下になって、ぎゅうぎゅうに抱きしめてきた 「玲、大好き」 「うん・・・」 あたしも千颯くんの背中にそっと手を回した 「気持ちいい、玲。しばらくこうしててイイ?」 「うん・・・」 朝の何時かもわからないけど、千颯くんに起こされて、千颯くんの体温で再びまぶたが落ちた