ダメだ・・・千颯くん、聞いてない

私は諦めてキッチンにいくと二人分のココアをつくった


甘いの苦手かな?

てかいくつなのかな?
年上には見えないな


「千颯くん、甘いの苦手?」

「玲の淹れたものなら飲める」


え・・・今、何気なくキュンワード言われた?

だって顔熱くなってるもん

やだ・・・千颯くん、心臓に悪いよ


「ど、どうぞ」

「ありがと」


千颯くんはいつの間にかDVDを見ていた

なんか隣に座るってドキドキするな、私が意識し過ぎ?

だよね?だって千颯くん、普通にDVD見てるし