「……蒼夜ぁ…」

校舎に入り愛美の居る教室の
前までくると足がとまった…

今にも泣きだしそうな弱々しい声で
俺の名前を呼ぶ愛美…


んな声で呼ぶなよ…
いつも見ないにバカにしたように呼べよ…

そんな事を心の中で呟いた…

いつの間にか好きになってた
愛美…

バカみたいに冗談をいって
たのが今ぢゃあ本気で言ってる…

だから泣きそうな声で
俺をよぶなよ…

理性もたねえ…

だけど今の関係が
壊れるのが怖くて俺は
素直と言う道から逃げた…