鏡の中のアタシ。



「だから、好みとか嘘はたくさんついてました…。でも好きだと感じた気持ちは嘘じゃないの!雄也クンは、遊びなんかじゃないっ!大好きだよ!」

相変わらず下を向いたままの里菜だったが、言葉だけはハッキリしていた。

このまま引き下がったら絶対に後悔する、と。

最後に伝えたかった事まで必死に伝えきった。


里菜は心の中で、美緒に“ちゃんと言えたよ!”って報告した。




「里菜チャン…俺ら、もう一回仲良くやっていけると思う?」

里菜の手首につけられたブレスレットを見つめたまま、雄也が里菜に尋ねる。

雄也がいつもどおりの、
里菜が大好きな笑顔と声で尋ねたから、ついに涙は我慢し切れなくなった。