鏡の中のアタシ。



「…話してくれ。」

その空気の中で、ついに口を開いたのは雄也だった。

里菜の話の直後だ。

気にならない訳はない。

雄也は、その話が里菜に関係する話だと思い、話してくれるよう頼んだ。


「…思い出したんだ。気付かなかったよ。言われるまでわからなかった。」

脈絡なく話すその仲間の話を遮ったのは大地。

「イヤ待て。わかりやすく話せよ。」

「あ、ごめん。」

その仲間は、謝ると落ち着いて聞いてくれよな。と、周りに忠告してから話始めた。