鏡の中のアタシ。


「ごめっ…違う…泣かない!」

美緒が戻ってきた事に気付いた里菜は、手で涙をぬぐい、無理して笑った。


そんな里菜の前には、たくさんの本音の言葉が、紙を埋めつくしていた。


「里菜…」

美緒は、優しく里菜の肩をだくと小さな子供をあやすように、抱きしめた。


「里菜、紙みていい?」

そう聞くと、里菜は小さくうなずいたので、美緒は肩を抱いたまま、ゆっくり紙に目を通した。