鏡の中のアタシ。



「はい。じゃあこれ。」

美緒は里菜に紙とペンを渡した。

「今胸の中にある事、どんなものでもいいから書いて?単語だけでもいいから。」


これは、実際にカウンセリングなどでも使われている方法だ。

なにかで悩んだ時などに、実行している人も少なくないだろう。

自分の頭の中にあるものを、文字にする。

気持ちを文字として具現化する事により、【目】もつかって考える事も出来るし、相手にも伝わりやすい。

今自分の気持ちを、自分自身でわかっていない里菜にはぴったりな方法だ。



「ん−…いきなり言われてもわかんないよぉ…。」