美緒のため息は決して、もう友情が修復不可能って訳じゃなくて、なんだかせつなくなってしまったからだ。
手紙を読んでから、逆にさらに怒りが芽生えたくらいだ。
美緒と里菜は、いつだってなんだって話し合って、ずっと一緒にいた。
なのに里菜が、美緒が離れていく事を恐がったことは許せなかった。
「ありえないのに…」
「アタシだってアンタに支えられてるんだよ?」
美緒は、寝ている里菜の頭をこづいた。
美緒はいつも、クールだとかで、恐がられたりする事が多い。
そんな時もう慣れっこだったのに、里菜はいつも以上におっきな声でコロコロ変わる表情で美緒に話し掛ける。
おかげで、知り合ったばかりの頃綺麗だけど近寄りがたい。だなんて言ってた人達とも、たまに飲みに行ったりするくらいの仲だったりする。
里菜と美緒は名コンビなんだ。
なのに里菜が、自分ばかり支えられている。と、美緒に迷惑をかけている。と、感じていた事が悲しかった。
