鏡の中のアタシ。


今日は、お散歩日和ね♪とでも言おうかというくらい、気持ち良く晴れ渡っている。

ちょうど目の前にあった、カーブミラーに写る自分の姿をみて、

「全然、清純派になれてないし…」
と、渇いた笑いで笑った。


四日間も室内にいて、たいして眠らず、しかも食べ物も飲み物もろくに口にしていない里菜に、午前中のお天気の日差しは、キツすぎた…。








――――ドサッ


目眩がして、倒れてしまった…。


「ちょっとアンタ!?」

たまたま真後ろを歩いていた、買い物へ向うだろうオバサンが、里菜のもとに駆け寄る。



里菜は遠退く意識の中で、美緒と雄也を思い出していた。