鏡の中のアタシ。



海水浴が出来る海岸に着くと、パーキングを探したりする事もなく、スムーズに車を止める事が出来た。


「すんなり停めれてよかったね♪」

雄也と里菜は、海の家で一息つく。
さすがに疲れたのか、先に休憩をとる雄也に付き合って隣に座った里菜が、笑いかける。

「だなっ。」

雄也も、首や腰をパキポキならしながら、けれど笑顔で答えた。


そんな2人の目の前で、美緒と大地がはりきって、レジャーシートをひろげ、パラソルやら浮き輪やらを借りてきて、場所をつくる。


「ヒザ。…朝はどうなる事かと思ったけど、来て良かったな。」

目の前で、テキパキと動く二人をみながら、一言、ヒザ。とだけ言った後、里菜のヒザに寝転んで、雄也がつぶやいた。

「…うん。」

その行動に里菜は、ドキっとしたが、うれしくて、ヒザの上の雄也の頭を撫でながら、答えた。