「はよー。」
「おせーよ。」
隆太郎と拓海は口々に文句を言いながらも、なかよさそうだった。
里菜と美緒のようだ。
男の子の友情とは、こんなもんだろう。
「あ、里菜チャン♪」
隆太郎は、里菜を見付けるとすべて見透かした顔で笑いながら挨拶をした。
「ん、まぁ、そぉゆうわけだから。」
「お幸せに−☆」
雄也は、恥ずかしいのか、短い会話ですませて、その場を後にした。
ちゃんと説明したわけじゃないが、雄也が自ら、みんなのとこに顔を出すのは久々で、しかも里菜とセットで現れれば、細かい説明なんていらなかった。
隆太郎と拓海は、明日香の存在なんてまったく気にしていなかったのだ。
