鏡の中のアタシ。



「はよー。」

「おせーよ。」

隆太郎と拓海は口々に文句を言いながらも、なかよさそうだった。

里菜と美緒のようだ。

男の子の友情とは、こんなもんだろう。


「あ、里菜チャン♪」

隆太郎は、里菜を見付けるとすべて見透かした顔で笑いながら挨拶をした。


「ん、まぁ、そぉゆうわけだから。」

「お幸せに−☆」

雄也は、恥ずかしいのか、短い会話ですませて、その場を後にした。

ちゃんと説明したわけじゃないが、雄也が自ら、みんなのとこに顔を出すのは久々で、しかも里菜とセットで現れれば、細かい説明なんていらなかった。


隆太郎と拓海は、明日香の存在なんてまったく気にしていなかったのだ。