鏡の中のアタシ。



のぞき穴から明日香がちゃんと帰った事を確認してから、二人はソファーに戻った。


「すげぇな、あの女…」

「あぁ、ただのブリッコじゃねぇ…」


二人揃って、深く、深いため息を付く。
勘弁してくれ…って気分でいっぱいだった。


「里菜チャンの事…」

「あぁ、もし許されるならまた一緒にいたい。」

大地が聞こうとした時、それに被せるように、雄也は答えた。

まだ全然吹っ切れてなんかなかった。

里菜にそばに居てほしい。ずっと想い続けていた。

ただ傷つけてしまった。と負い目を感じていた雄也は、どうする事も出来ずに、ただ静かに想うだけだった…。