鏡の中のアタシ。



《 R I N A 》
《 M I O 》

出来上がりを受け取ると、交換するのもいいね。と話ながらも、自分の名前の方を持つ事にした。


ずっと付けていた物がなくなると、物寂しさが残る。

美緒の提案通り、新しいのを買ってよかったと、新しいブレスレットを付けた左手首を握りながら里菜は思った。


「美緒、…雄也は今幸せだよね?」

「里菜…」

里菜が切なげに、自分に言い聞かすように聞く。
だから美緒は、答えられなかった。

「明日香チャン、みんなと仲良さそうだったよね。大地となんて兄妹みたいだったし…」

あはは…って、苦笑いで歩く里菜。

美緒は、後ろから付いていきながら、里菜に続き乾いた笑いしかでなかった。

「なんか、やっと吹っ切れたかも。全部終わっちゃった感じ?切ないけど、妙にスッキリしたかも。」


前を歩いていた里菜は、美緒の方に振り返り、笑顔を向けた。

「そっか」

美緒は微妙な気分だったけど、里菜の表情が、本当にスッキリした顔をしていたので少し安心した。