鏡の中のアタシ。



雄也はきっと、彼女を傷つけてしまったが為に、一方的に振られてしまったと思っているだろう。

里菜は、それでよかった。

それが、雄也の為になると思ったから。



でも、今は泣きたい。

気のすむまで泣いたら、

また明日から元気になるから…。




里菜の涙を、下駄箱の上に飾られた砂時計が静かに見守っていた。

静かすぎる、そんな夜だった…。