鏡の中のアタシ。



「里菜…?」

雄也は、砂時計をぼーっと見つめる里菜を呼ぶが、聞こえてない。
いや、耳に届いていない。

「雄也クン、終わりにしよう」

ゆっくりと振り返って、雄也に伝えた。

その里菜の目に、涙は溜まっていなかった。


「里菜…。俺、ちゃんとタイミングみて、大地達に話すよ!大地達にわかってもらおう!!」

里菜が言い出したのは、
隠されていた事がショックだった事が原因だと思っている雄也は、里菜に食い下がる。

実際、原因じゃないのかと聞かれたら、原因なのだけど、少し違う。

他人にウソをつく事だって苦しかった。

それがさらに友達や仲間にだったら、余計に辛い。

そんな事させ続けられない。