「里菜…?」
雄也は、砂時計をぼーっと見つめる里菜を呼ぶが、聞こえてない。
いや、耳に届いていない。
「雄也クン、終わりにしよう」
ゆっくりと振り返って、雄也に伝えた。
その里菜の目に、涙は溜まっていなかった。
「里菜…。俺、ちゃんとタイミングみて、大地達に話すよ!大地達にわかってもらおう!!」
里菜が言い出したのは、
隠されていた事がショックだった事が原因だと思っている雄也は、里菜に食い下がる。
実際、原因じゃないのかと聞かれたら、原因なのだけど、少し違う。
他人にウソをつく事だって苦しかった。
それがさらに友達や仲間にだったら、余計に辛い。
そんな事させ続けられない。
