雄也は、優しい。
だから、今からもきっと
傷つけないような言葉を選んで、納得させてくれる。
でもね、それは優しいのとは、ちょっと違うよ…。
誰も傷つけたくないだけ…
大地に何も言えないのも
大地達に幻滅されたくないからだよね?
変な噂のある彼女だからだよね?
わからない事もないよ。
アタシもね、美緒に幻滅されたくないから。
だけど、ずっと影にいるのも耐えられないよ。
ウソを重ねさせるのもイヤだよ。
ウソを重ねる辛さ、よく知ってるから。
雄也は、振れないでしょ?
だからアタシから去ってあげる…
本当は、イヤだよ…。
だから引き止めないでね…。
…これが、里菜の本音。
でも、雄也が知る事はない…。
