結局その日、里菜と雄也が連絡をとる事はなかった。 もっとも、里菜は電話を掛け続けていたから、雄也がつながらなかったのだった…。 携帯の電源がずっと入っていない。 事故や病気の不安も、ない訳じゃない。 だけどそれよりもずっと… ずっと大きな何か。 言葉に出来ない大きな不安。 胸騒ぎがしていた――。