翌朝、岡田の泊まるホテルに向かった。
あらかじめ、女から聞いといたのだ。
岡田が出てくると、俊介はニヤニヤしながら近づいた。
「昨日は悪いね」
俊介に気が付き、岡田は鋭く睨んだ。
「テメー。なんだ」
俊介は携帯電話を取り、ある動画を見せた。
喘ぎ声が携帯から流れた。
裸で淫らに腰を動かしていたのは、岡田の彼女だった。
「淫乱な野郎でな。中に出してやったよ」
そう言うと、岡田は俊介に殴りかかった。
「この、クソがぁっっ」
タイミングよく警備員が現れ、岡田を取り押さえた。
俊介は大声で言った。
「負け犬」