この日をずっと楽しみにしていた俊介。
やっと、届くのだ。
そのとき、チャイム音が響いた。
「宅配便でーす」
俊介は立ち上がり、急いで玄関に向かった。
片手には印鑑を。

品物は長方形の箱に入っており、普通の枕サイズだった。
少し重かったが、見た目は普通の枕と全く一緒だった。
もしかして、本当に普通の枕か?
まぁ、金は払ってないからいいか。
一緒に入ってあった説明書に目を通す。