「社長のお孫さんでしたか。どうぞ」
中嶋くんがそう言っていた。
社長のお孫さん?
まさか……あの金髪が。
あの男は偉そうに言った。
「安い茶だな。まぁ、いいや。採用してくれよ」
「もちろん。採用しますよ」
中嶋とあの男のやりとりに、俊介は驚いた。
そして、苛立ちが生まれた。
ふざけんなよ。