不採用。
不採用。
不採用。
俊介の郵便受けには、その封筒で埋まっていた。
就職活動だけではなく、バイトすら決まらない。

中を確認し、すぐに封筒をシュレッダーでバラバラにする。
それを繰り返せば繰り返すほど、もう仕事をすることはできないのでは。
俊介はフッと思った。