雰囲気を変えるために伸ばしていた髪を切った。

さらにほんのりかかったピンパーマを戻した。

目立たないように地毛のままだった髪を、少し染めた。





あたしの前に現れた一馬は少しだけ昔の一馬に似ていた。





短めのウルフヘア。

ストレートの髪が風になびいた。

太陽の光を反射して、きらきら輝いた。







反則だ。
あたしのツボにぴったり当てはまったんだから。

もとからかっこいいとは思っていた。



でも、髪型を変えた一馬には…







昇天してしまいそうだった。